制度を導入するにあたり、旧和島村全ての公の施設について一度に導入する方法と個々の施設ごとに分けて導入する方法が検討されました。全国的にもまだ事例が少なく導入後の効果がわからなかったことと、施設のオープンまでに時間が無かったことから、まずは「地域交流ゾーン」の運営管理のみ、導入されました。 平成16年3月「道の駅良寛の里わしま設置及び管理に関する条例」改正議案を提出し、議会で可決。その後、制度導入決定から指定管理者選定までの期間が短かったため公募は行われず、将来の地域づくりについて議論と実践を行っていたNPO「和島夢来考房」が指定管理者として指定されました。
指定管理者の声
管理運営に必要なこと:
業務遂行できる体制を構築することが必要と考え、現場責任者と中心となるスタッフについては、きちんとした有償雇用制度を採用し、常勤体制をとっています。人件費1名相当額は、指定管理者制度委託料として支払われていますが、他のスタッフの分は、活動の中から捻出していくこととなっています。
したがって、事業の経営動向により人件費分の利益が出ないことも予想されることから、月1回定例理事会を開催して、きちんとした経営分析とその対応策を検討して、慎重に事業展開を行っています。