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和島地域

和島は、新潟県長岡市の北西部、日本海にもほど近い田園と里山の地域です。現在は静かな農村の風景が広がっていますが、その歴史は古く、国史跡『八幡林官衙遺跡』をはじめ、古代から各時代の歴史が残されています。

江戸時代には、地域を流れる島崎川が新潟と柏崎を結ぶ物資輸送の水路として利用されました。島崎地区には船着場が置かれ、船問屋や船宿などが並ぶ、人や物が行き交う場所として栄えました。現在の穏やかな町並みの中にも、かつて多くの人が行き交った土地の記憶が残っています。

中世には、日蓮宗本山・村田妙法寺が北越布教の拠点となりました。そして江戸時代の終わりには、僧侶・歌人・書家として知られる良寛が島崎の木村家で晩年を過ごし、ここで貞心尼と出逢います。木村家から道の駅へ続く「はちすば通り」には、良寛の墓所がある隆泉寺や宇奈具志神社など、今もその足跡が点在しています。

古代の遺跡、中世から続く寺院、舟運によって栄えた町、良寛と貞心尼の物語。そして、それらを包む田畑と里山。和島には、一つの時代だけでは語れない歴史があります。

道の駅「良寛の里わしま」を入口に、少し地域へ足を延ばしてみてください。歴史を知り、里山を歩き、土地の食に触れ、ここに暮らす人と出逢うことで、「和島」という場所が少しずつ見えてきます。